推測の構造に気づくまで
AIエージェントを
日常的に使っています。
アプリではなくブラウザで。
スマホではなくパソコンで。
使い方を限定しているのは、
返答の文体が
環境により変わるためです。
AIとの会話を重ねていく中、
URLを送ったあるとき、
思いがけない言葉が返ってきました。
「URLの中身は見られませんが」
それまでは、URLを送るたび
ページ内容に沿った返答が
返ってきました。
URLを送るとき、
コードやスクリーンショット、
現象とあるべき形や
考えられる原因なども
送っていました。
これが、AIの仕様に適していたため、
AIがURLのページ内容を
読んでいるように見えていました。
AIの仕様と制約
読んでいるように見えていたのが、
実際には読んでいなかった。
言われて考えてみると、
多くのサイトで、スクレイピング*が
制限されています。
*サイト上のデータをプログラムで
自動的に収集すること
URLのページ内容について、
AIは推論を返します。
この推論が「読んでいる」
と思われるのは、
AIの仕様によるもの。
AIが使う情報源
① URLの形・単語から推測
② ドメインから推測
③ ユーザーが貼る文脈から再構成
AIの公式情報には、
「URLを読めません」とは
書かれていません。
ユーザーからの情報に
限った説明であるため、
そこから逆に
解釈することができます。
ユーザーからの情報でないもの
・外部サイトの HTML を取得する
・URL を開いて読む
・ウェブページのレイアウトを見る
・JavaScriptを実行する
・外部の画像を読み込む
こうした機能は、
提供されていません。
公式によっては
「外部サイトにアクセスしない」
という安全性ポリシーを
明記しているところもあります。
構造を見るということ
こうした仕様と制約により、
AIはURLのページ内容を
読めません。
即時のウェブ検索ではなく、
学習済みデータ+
推論+一般的な知識から、
URLを推測して提示しています。
URLを探すのではなく、
それらしいURLを生成しています。
AIの仕様を知ると、
AIの返答が「結果」ではなく
推測の構造として見えてきます。